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◆  女医マヤの『セクシー心理学』  ◆

『揺れるピラミッド。』   
 
 どうして起こる? ネット中毒。                    パソコンを触っている人なら、多くの人は思い当たるところがある、「ネッ
ト中毒」。もちろんその症状の差は人それぞれ。一日に10時間以上もパソコン
に向かう人もいれば、つい何度も仕事中にメールをチェックしてしまう・・・
という人だっているでしょう。                     
 それでは、いったいそれはナゼ起こるのでしょうか? 今回は、そんな謎に
迫ってみましょう。                         

 マズローの5段階欲求。                        人間心理の中の有名な法則に、マズローの5段階欲求説というものがありま
す。今までに何度かセクシーで出てきたことがありますので、ご存知の方も多
いでしょう。                             
 この説によると、人間には以下の5つの欲求があり、それが番号の小さいも
のから順番に満たされていくというのです。               
   1「生理的欲求」・・・寝たい、食べたい!            
   2「安全の欲求」・・・安全でいたい。              
   3「親和欲求」・・・誰かと一緒にいたい。みんなと同じでありたい。
   4「認知欲求」・・・尊敬されたい。優れていると思われたい。   
   5「自己実現欲求」・・・自分の夢を実現したい。         
 さて、これらのうち、今の日本でしたら、1「生理的欲求」 2「安全の欲
求」 は、ほとんどの方が満たされているはずです。よって重要なのは、そこ
から先なのです。                          

 土台の上で、頑張る人たち。                      たとえば、どんな人であれ、自分の夢を達成したいという「自己実現欲求」
はあるはずです。でもその欲求を満たすためには、「親和欲求」と「認知欲求」
という土台がきちんとしていなければなりません。            
 よってたとえるなら、「親和欲求」と「認知欲求」という2つの箱を積み重
ねて、その上に乗り、「自己実現」という天井からブラ下がっている賞品を取
ろうとしているわけです。                       
 すなわちそこであまりに頑張っているうちに、体や土台の箱が揺れ、いつの
まにかズレたり壊れたりしてしまうことがあるのです。          
 その場合、当然ですが「自己実現」どころではありません。もしあなたがそ
の立場だったら、あわてて土台の箱を元に戻そうとするでしょう。     
 これは実際でも同じことなのです。                 

 崩れる、親和欲求。                          あなたが、たとえば「どうしてもやりたいことがあって」、ある会社に入っ
たり、仕事を始めたり、受験勉強をスタートしたりしていたとしましょう。で
も、何かに打ち込むということは、それだけ周囲から孤立することが多いもの
です。                                
 チームで行う仕事であっても、それに夢中になるほどに周りから浮いてしま
うこともあるでしょう。すると、あなたはふっと「さびしさ」を感じます。 
「自分はこのままでいいんだろうか・・・?」と思ってしまいます。「自分の
中の優越感」(認知欲求)が崩れ、また孤立することで「親和欲求」という土
台も壊れかけてしまっているわけです。                 
 そうすると自然、夢なんて言っていられません。必死にその欲求を満たそう
とするわけです。                          

 気づくとネットにつながる気持ち。                   たとえば朝に頑張ってパソコンで仕事をまとめようとしていたのに、気がつ
くとネットサーフィンやメールチェックに夢中・・・。誰しもがこんな経験が
あるはず。これも、無意識のうちに「親和欲求」がゆらぎ、そのさびしさを埋
めようとしているわけですね。                     
 もちろんこれは体の自然な反応で、別に悪いことではありません。ただ、あ
まりに極度に時間を費やしてしまうと、どうしても夜などに後悔してしまうも
のでしょう。                             
 それでは、こんなときはどうすればいいのでしょうか!?        
 寂しさのネット。                          
 気づくとネット。                          
 気づくとメールチェック・・・。                   
 誰でもそんな経験はあるはずです。これはいったいどうしてなのでしょうか。
その理由こそが、「親和欲求」なのです。親和欲求とは、誰でも心の奥に持っ
ている「誰かとつながりあいたい」という気持ち。それはまさにあなたの心の
「土台」です。人間はみんな、その土台の安定の上で仕事や勉強などを行って
います。                               
 でも、その台は時に不安定になることがあります。たとえば朝に頑張ってパ
ソコンで仕事をまとめようとしていたのに、気がつくとネットサーフィンやメ
ールチェック、もしくは友達への電話に夢中・・・。           
 これはいつのまにか「親和欲求」がゆらぎ、無意識のうちにそのさびしさを
埋めようとするために、ついその行動を続けてしまっているのです。    
 その証拠にほとんどの人が、この質問にこう答えるはずです。      
  「何か面白いサイトでもあるの?」                 
  「いや、そういうわけじゃないけど・・・。ただ何となく・・・」  

 終わりのない中毒。                          でも、そこには終わりがありません。誰かとのつながりあい・・・。もしく
は心の底からの安らぎ・・・。充実するほどの安心感を、ネットやメールから
感じるのは難しいからです。                      
 特にネットサーフィンの場合、一方通行のコミュニケーションが大部分なの
で、いつまでもその気持ちが満たされないこともあるでしょう。もちろん本人
が望んでいるうちはいいのですが、これがあまりに重度になると、文字通り、
「ネット中毒」「メール中毒」「携帯中毒」になってしまいます。     
 といっても、それが特に悪いことだと言うつもりはありません。ただ、もし
今のあなたがその状態(もしくはその手前)で、そんな自分から抜け出したい
と思っているなら・・・。                       
 そのための手段は、たった一つしかないのです。           

 今夜のメソッドは、ハチミツの手。                   その方法は、とても単純。「あなたのもう一方の手を、重ねてあげる」ので
す。たとえば右手でマウスを持っているなら、左手をそっとその右手の上に重
ねる。左手で携帯を持っているなら、右手を左手の甲に当てる。        
 ネットやメールに夢中になっている方の手は、あなた自身の象徴。そしてそ
れをもう一方の手が包み込んであげることは、そんなあなた自身が、かけがえ
のないパートナーによって優しく抱きしめてもらっているイメージを象徴して
います。                               
 重なる手のぬくもりを感じれば、あなたにこんな声が聞こえるはずです。 
  「もう、大丈夫だよ・・・」。                   
 それこそが、あなたが求めていた「親和欲求の安らぎ」。それを感じられた
なら、あとは重ねた手で、マウスを動かしてブラウザを閉じ、携帯の電源を切
ってみてください。                          
 ほら、驚くほど簡単に行えるはず。そして電源を切ったのにも関わらず、強
い安らぎに包まれているのを感じるはずです。              
 これこそがセクシーメソッド、『ハニー・ハンド』!          
 もう一方の手を重ねる。たったこれだけの動作で、あなたの心の中に、甘い
ほどの優しさと力が湧いてくるんですよ。               

 すべてが、大切な一部。                        「本当に好きでもない人といくらセックスしても、そこに幸せはない」。 
こんな言葉を聞いたことがあります。それは確かに、真実かもしれません。 
『ハニー・ハンド』も、一時の安らぎ。その手はあなたが本当に求める、最愛
の誰かの手ではありません。それはネットやメールと同じように、「永遠の癒
し」ではないのです。                         
 ・・・でも。そうは分かっていても。さびしくてつらくて、一人だけじゃ耐
え切れなくなって・・・。誰でもいいから、抱きしめてほしいときは・・・。
人間なら、誰だってあるんじゃないでしょうか。             
 つらいときは、その手を当てる。ただ、誰かに抱きしめてもらう。そんな一
時の癒しを求める自分を、決して恥じる必要はないんです。たとえ、体だけの
セックスであっても。それがたった一瞬だけの、気持ちの安らぎであっても。
 全部大切な、あなただけの人生の一部なんですから・・・。           

筆者の女医マヤさんのサイトです。 http://www.se-xy.net/

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